エモヤバ日記

「エモい」と「ヤバい」しか語彙力ない人間が書いています

長期的に売れる・応援される組織をつくりたいと思った

マーケティングは「組織改革」ではないかと思いました。

私が尊敬しているマーケターが

ももクロマーケティングがすごく上手。今後、目指していくのはももクロか宝塚みたいな感じがいい」

と言っていて、意味不明だと思っていたのですが(ごめんなさい)、今は分かる気がしています。

◆この記事を書いた背景

これはただの個人ブログなので、自由に書いたらいいと言われるかもしれないですが、
間違った捉え方をされてしまうのはとても悲しいので、この記事を書いた背景というか、48・46グループのファンだけどももクロについて書いた背景を記載します。

私は48・46グループが大好きで、応援していて、過去の記事にたくさん好きなところを語っています。

48・46グループの運営の興味深いところ、自分の仕事に活かせそうなところ、勉強になったことなどブログや自分の日記帳にも書いています。

 

そんな中、NGT48の騒動がありました。 

「こんな事件があっても48・46グループを応援するなんて、応援している人も軽蔑する」と言われますが、それでも、応援しています。すごいグループだと思っています。
先日もNMB48のメンバーに会いに行きました。
yutorisedai-no-hoshininare.hatenadiary.jp

そんなときにふと、ぶっとぶんですけど、「あれ?ももクロって昔、握手会やってなかったっけ?」「なんで握手会やってたももクロは、メンバーの卒業があっても安定して人気を獲得してるんだろう?」と疑問に思いました。

そして、「プロダクト・サービスが長く愛されるためには、応援してよかったと思われる組織にするのが最速で盤石なのではないか?」と仕事につながる気づきがあり、今回の記事を書いています。

公開したタイミングが4月なので、こうした前置きなしにそのまま記事を公開すると、「ただの注目集めだ」とか「48グループを批判」だと誤解されそうだったので、長くなりましたが、「記事を書こうと思った動機」をかかせていただきました。

48・46グループは応援してましたし、応援してます。これは今も変わりません。

yutorisedai-no-hoshininare.hatenadiary.jp

AKB48の凄さ、素晴らしさ、実績はもちろん認めた上で、CDも握手のために何枚もCDを購入した上で、マーケターの仕事につながる視点で気づいたことがあり、書きたいと思って書きました。なるべく偏重のない意見をまとめられるよう努めていますが(個人ブログでここまでする意味ないと思うんですが笑)、もし不備があって不愉快な気持ちにしてしまったら申し訳ないです。

この記事は全く48・46グループを批判するつもりはありません。今も応援しているし、CDを買いました。 

 

ももクロについては調べながら書いているので、もし情報に誤りがありましたら、お手数ですがモノノフの皆様、NGT48のファンの皆様、そのほかアイドルを愛する皆様、教えていただけますと幸いです。

 

◆◆◆

 

タイトルにある「長期的に売れる・応援される組織を作りたいと思った」。

これは最強のマーケティングなのではないか、と考えています。

マーケターは顧客と向き合うのはとても大切ですが、それと同じくらい、自社の組織と向き合うことも大切です。 


◆ファンが欲しいのはたくさんのCDなのか?

握手会のビジネスはトークンエコノミーと似ていて、興味深いなと思っています。私も少ないですが、10回行っています。

ももクロは握手会をやめて、「いま、会えるアイドル」とは言っていますが、完全にライブに振り切っています。私にはそう見えます。(ちがったらすみません)

ももクロのライブ総動員数はなんとジャニーズのグループに負けないほどです。

 

ももクロのプロデューサーはおそらく、握手会を重ねながら社会の変化に気づいたのではないでしょうか?

「CDは買わないけど、握手券を買うファンがいる」
「CDは買わないけど、メンバーに会いたい、曲は聞きたいファンがいる」

だったら、ライブに振り切って、メンバーに会いに来てもらえばよいのです。

CDは1枚(あるいは保存用や、カップリング違い)とかしか買わないけど、ホールが小さければメンバーを近くで見れる。
CDは買わないけど、一緒に音楽を楽しめる。

よく言われる「モノ消費」を「コト消費」に変えた代表例だと思います。
(「握手」も「コト」と言えば「コト」なんですけどね) 

 

◆人気を計る指標を変える

握手券つきCDは話題性、CD売り上げにかなり効きます。

ところがももクロは握手会をやめて、ライブに振り切っているように見えます。
握手会をやめて、CD売上枚数は目に見えるヒットは飛ばしづらいものの、ももクロはちゃんと人気アイドルです。

ももクロのプロデューサー

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握手会には大きなリスクが付きまといます。

  • ファンの距離が近すぎることにより巻き込まれるトラブル
  • 一般の人もCDを買えば近づけるので、悪意をもった人間もファンの中に紛れ込めてしまう
  • 正しいCD売り上げデータがとれないので、アイドルの本当の人気がわからない

などです。
とくに3つ目の、「人気に比例するような売上データが取れない」ことは、マーケターだったらかなり懸念するでしょう。

もちろん、ライブの動員数も「人気に比例」とは言い切れません。
しかしライブはCDを買って握手に行くより、行動のハードルがあるので、そういう意味ではCDよりもライブ総動員数の方が、「多少ハードルがあっても会いに行くほど、好きなファンがわかる」という意味で、人気を測る指標になるのではないでしょうか。(一人の人が、何回も行くケースもありますが)

その中でももクロは、「(比較的操作可能な)CDの売り上げ枚数」という数字よりも、「ライブ動員数」という数字で戦うことを決めたのではないか?、と私は思っています。

 

▼個人的に印象に残ってるももクロが出てるCM

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http://momoclozamurai.xxxblog.jp/archives/51549973.htmlから引用

「評価軸」を何に置くのかは、組織の方向性に多大な影響を与えます。

なにで学んだか忘れましたが、営業部の評価を単月と四半期ごとの売り上げにした場合、四半期ごとの数値を評価した方が、継続的な関係を顧客と築き、利益率も高い傾向にあったそうです。

 

ももクロは評価軸をCD売上枚数から、ライブ動員数に変えたのだと考えます。
組織を健全に保つには、評価軸や、ルールをどう定めるのか?がとても大切です。

 

◆1番言いたいこと

◆「応援したい組織」はなぜ、マーケティングに効果的なのか?

 

①信頼感から仕事がくる・協力がある

ももクロは子供向けのテレビ番組から、高齢者向けの朝ドラ、行政が絡む堅いイベントまで、幅広い範囲をカバーしています。

他にもももクロが企画するライブには名だたる歌手が一緒に出演する、
スポーツ選手も入場ソングで起用・ライブ出演にも協力など、
協力を得ることができるようになります。


②メンバーが安心して、組織の自慢をする

これは非常に重要で、お金に換えられない価値があります。 
マーケティングではこれが一番効くと、考えています。

社員なんだから、自社の商品を売るのが当然でしょうか?
営業経験のある方は、「お客様が喜ばない商品を売る苦しみ」が分かるはずです。
自分が使ってもいない、心から良いと思っていないものを人に勧めるのは苦しいのです。

採用担当なら、自社組織に自信がないと、学生に「うちの会社おいでよ!」 なんてアピールできないでしょう。
ブラック企業の採用担当は、きっとどこか心に罪悪感を抱えながら、広報活動することになります。

中の人が自信をもって勧められる組織を作るというのは、最強のマーケティングなのです。

広告費も大きくかからず、信頼は膨らみ、そして所属している人たちがさらに頑張るからです。


③ファンが応援してよかった、と思う

今回のNGTの事件は、特にここが大きく欠落しました。これは一ファンの意見ですが、
私はNMB48太田夢莉さんが好きですが、早く卒業してほしいような、でもまだアイドルを楽しんでほしいような、複雑な気持ちに駆られています。運営会社は違うんですけどね。

 

YouTubeで「ももクロ 国立」と検索したらでてきた。5年前で古いですが…

www.youtube.com

ももクロはファンが「この子たちを応援してよかった!!!」「ももクロを好きになってよかった!!!」と思える組織なのです。

68,000人を収容する国立競技場で単独ライブを行ったのは、SMAP、嵐などのたった6組です。(ちなみにこの中にAKBも含みます)

ももクロが国立でライブをしたとき、リーダーの百田夏菜子は、こう言いました。

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私たちは大きな会場でやりたいから、やってるわけじゃないんです。
会場をゴールにしてたら、大きな会場でやったらそれで終わりみたいになっちゃうけど、
私たちはみんなの笑顔が見たくて。

みんなに笑顔を届けることにゴールはないと思うんです。

私たちは天下を取りに来ました。

でもそれはアイドル界の天下でもなく、芸能界の天下でもありません。

みんなに笑顔を届けるという部分で天下を取りたい

この言葉を聞いて、涙したファンは多い。
この言葉を知って、ファンになった人も多い。

 

NGTのお偉いさんや、NGTに残留するメンバーの一部は、今回の事件の終息を「世間が忘れること」だと定義していると思います。少なくとも私にはそう見えました。
この姿勢がもう、1顧客であった私は「応援してよかった」と思えないのです。(それでも好きなグループを応援してしまうので複雑な気持ち・・・)

 

AKB48の握手会に初めて行ってから、10年が経とうとしています。
こんなに複雑な気持ちになったことはありません。

私は評論家にはなりたくないので、今回の事件から学んだことは自身の組織や、仕事に活かしていきたいです。

アイドルに会えるのは嬉しいですが、アイドルが幸せなほうが嬉しいです。

 

 

twitter.com

 

◆追記:モノノフさん、48・46グループのファンの方へお礼

タイミングも悪く、こんなに反響があると正直思っていませんでした。
ちょっと考えたら分かることなんですけど、フォロワーにあんまりアイドルオタクいないし、別にそんな話題ならんやろ、と思っていました。

当初、48・46グループを応援している身として今回の件はあまりにつらく、そのためとても悪い表現をしてしまい、ミスリードを誘う表現をしてしまっていました。(たとえば「握手会」のことをドーピングと表現していたり、国立競技場での単独に触れていませんでした)
見ず知らずのアイドルオタクの方が「お気持ちは分かりますが、せっかくの良い分析が台無しになっていますよ」とDMで指摘してくださり、気づくことができました。そして、リライトしました。ご指摘いただき、ありがとうございました。

 

また、48グループのファンの方も、辛辣な表現をしていたにも関わらず、「そりゃそうだよね。客観的でよい記事だと思います」「AKBの良さは認めた上で、今回の事件から学んだことが書かれていてよかった」と言ってくれて、ありがたかったです。

 

他にももし誤った情報があったり、伝わりきらない気持ちもあって不愉快に思う人もいるかもしれません。すみません。

この記事はアイドルを批判するつもりはありません。
自分はマーケターとしてこういう組織を作りたいと思って書いたものです。

 

タイトルとサムネイルは特にご指摘をいただいたわけではないですが、
ももクロ」を入れることで注目を集めようとしていると誤解される可能性を考え、修正しました。

個人ブログなので、注目を集めても得することは特になく、ひっそり平和に運営したいと思っています。

 

◆追記:勧めていただいた書籍

以下のような書籍をすすめてもらいました。

マーケティングと組織がこんなにも密接にかかわっているんだ、と気づくことができたので、以下の書籍も読んでみます。

 

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